年収が低い、職場に嫌いな人がいる、仕事が向いていないかも…。

人それぞれ、なにかしらの理由で一度は転職を考えると思います。

ですが、転職というは今持っている悩みを100%絶対に解決してくれる、『銀の弾丸』ではありません。当然リスクだってあるわけです。

リスクの中でも怖いのが、『会社のグレードダウン』ではないでしょうか?正社員で働いていたんだけど、気がついたらなんか派遣社員っぽいことやってる…ということもあります。特にIT業界では。

今回はそんな失敗談です。

入ってみたら派遣会社だった件

年収に満足が行かず転職

わたしの友人の話です。

彼は学生時代から『俺はビッグになる!』という暑苦しいハートと根拠のない自信を持っていました。

いわゆる『意識高い系』の人だったわけですが…。まぁわたしがさほど学歴が高くないので、わたしの周りの友人もさほど学歴が高くないのも必然。学歴が高くなければ…年収だってさほど高くないわけです。

意識高い系だけども年収が低い。そういった現状に満足ができないというか現実を直視できていないせいか、転職を何度も繰り返していました。

『SEは転職を繰り返すことで年収を上げる』が口癖です。

実際に転職を繰り返すことで年収は上がったのか?というと、さほど上がってはいなかったようです。…一応上がってはいたようですが…意識高い系なので見栄張っていただけかもしれません。

転職した先がSEを客先常駐させる会社だった

彼は何度も転職を繰り返していました。わたしも転職の話をよく聞かされたし、いつか自分の役に立つと思って積極的に聞くようにはしていました。

で、やっぱりその中でも転職の失敗でありがちで、満足度の低いのが、『SEを客先常駐させる会社』でした。

IT業界はイヤになるほど派遣会社が多いです。

  • 優秀なエンジニアは1点にとどめておくべきではない
  • 日本の技術力をあげるためにもエンジニアはたくさんの企業に派遣させるべきだ

みたいな、大義名分のもとSEが派遣されまくってます。

これを逆手に取って、

  • SEを人ではなく商品として扱い
  • 低賃金で人材を買い叩く。
  • 都合よくつかって捨てられる。

これが派遣SEです。

正社員で雇って派遣されるのも、派遣会社に登録して派遣されるのも、仕事内容は全く同じです。雇用形態が違うだけでどっちも…底辺です。

わたしの友人もよく『入ってみてわかったんだけど派遣会社だったわ』なんて愚痴をこぼしていました。そしてまた転職。

さまざまな企業を転々とする日々

わたしも派遣SEでしたので派遣SEの辛さというか将来性の無さはよく理解していました。

長いところだと数年、短いところだと数ヶ月…。2~3ヶ月のスパンでころころ派遣先が変わるっていうのはすごく不安になります。

スキルは身につかないし、次の派遣先がブランクなしで見つかるかどうかもわからない。ブランク期間は自社待機、給料ががっつり減ります。

わたしの友人はなりたくもないのに派遣SEになってしまった上、給料も下がってしまいました。

派遣SEってのは人ではなく商品です。コンビニで言えばうまい棒とかガリガリ君とか、その程度のポジション。

『俺は人と仕事がしたいんだ!』とか、ちょっと『?』と思うような意識高い発言をして、ふたたび転職しました。

最後に行き着いた先は完全な派遣会社

  • SEは転職すると年収が上がる
  • 転職を繰り返すことで年収を上げる

みたいなことを言う人がいます。たしかに転職をすることで年収を上げるチャンスはあるのですが、かならずしも上がるわけではないし、転職を繰り返しすぎると評価が下がる一方です。

彼は転職を繰り返す度に少しずつ会社のグレードが下がるようになりました。

  • また派遣SEだった
  • またブラック企業だった
  • また給料が下がった

こういった理由で頻繁に転職を繰り返すようになったんです。

最終的に、彼はどこにいっても選考で落ちるようになってしまい、今は派遣会社に登録して、派遣SEとして過ごしています。

…それでもやっぱり意識が高くて、『時給3,000じゃなきゃ仕事はできない』と言います。

正社員のSEは時給換算すると1,000~2,000円ぐらいでしょう。それと比べると、派遣SEはたしかに時給3,000円くらいあったりするのもあるので高級なイメージありますね。

ですが、派遣社員は個人事業主みたいなもので、自分で税金を計算して納めたり、社会保険の手続きをしなければなりません。ゆえに、トータルで見ると正社員のほうがお得というか軍配があがるんですよね。

最近はフリーランスなんてものも流行っていますが、やっぱりわたしは安定度の高い正社員のほうがおすすめです。

派遣SEを辞めないとどうなるか…

失敗した転職もしっかりカウントされる

わたしの友人を見たときにわかることは、失敗した転職もしっかりカウントされるということです。

『就職・転職に失敗したので、転職します。』という理由は一見仕方のないようなものに見えるのですが、企業側からすれば『この人は職を転々としている…うちの会社もすぐに辞めてしまうかもしれない』という印象を与えるようです。

ゆえに、転職にリスクはつきものですが、絶対に失敗しないぞ!という気持ちを持っておくべきです。

失敗したら転職するしかないのも事実ですが、転職エージェントなど、経験が豊富な専門家に相談しながら慎重に進めていくことをおすすめします。

IT業界には多いけど派遣だけは辞めておけ!

結局、SEはどこに転職すればいいの?と思うでしょう。

まずわたしが言えることは、客先常駐も含めて派遣SEだけは絶対にやめておけ!ってことです。

企業側はアウトソーシングとかソリューションとか、なんかカッコイイこと言って人に夢見させて勧誘してきますが、惑わされないでください。

というか、あなたが正社員だろうが、派遣SEだろうが、派遣SEってのを身近で見てきていると思います。それを見てどう思いますか?

  • この派遣SEさん、同じ仕事やっているのに正社員より一回り給料が低いなんてかわいそう
  • 俺は正社員だからプロジェクト終わっても何かしら仕事あるけど、派遣SEさんはこのプロジェクト終わったらどうするんだろう?

わたしは昔は派遣SEをしていましたが、今転職して正社員としてSEやってます。正社員側から見て派遣SEは見ていていろいろ不安になります。

社内でうかつに給料・お金の話もできません。このようにいろいろ気を使ってしまうほど、派遣SEというポジションは悪いってことです。

派遣SEを抜け出さなければ…

もし、あなたが派遣SEであれば、できるだけ早く抜け出すことをおすすめします。

抜け出さなければ、いつまでも明日仕事があるかわからない、というような不安定な環境に身をおくことになります。

給料だって正社員と同じ仕事しているのに一回り少ないです。子供の学費が苦しいし、老後資金を貯められません。

わたしは派遣SEとしてやっていたころ、40~50代の派遣SEが派遣切りにあってガチで泣いていたのを見てきました。あれはわたしの未来の姿だったかもしれません。

今、わたしは正社員となり立場は逆転しました。40~50代の派遣SEを切って、泣かせる側にいます。できるだけそういった酷なことはしたくないのですが…こちらもビジネスですから仕方のないことです。

まとめ

  • SEは転職をすることで年収が上がる可能性はある
  • しかし転職を繰り返すことで年収が上がり続けるということはない。
  • 多すぎる転職は評価を下げる要因でしかない。
  • 最終的に行き着くところは派遣会社しかない。
  • 派遣SEはホントに地獄。

わたしの友人はいまでも派遣SEをやっています。というか派遣SEしかできない、というほうが正しいのですが。

年齢も30歳を超えましたので、転職もかなり苦しいです。30歳ぐらいになるとプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャといった管理職に、会社側からさせられます。適正とか関係ないんです。

ゆえに、30歳ぐらいまでに正社員でいなければ、その後のキャリアプランは描けなくなり、一生を一般的な開発職として過ごすことになります。

最近は海外の安い人材を使って開発をやろうとする傾向があります。単純な開発は日本人の仕事ではなくなるかもしれません。

だからといってソフトウェア開発スキルが不要というわけではなくって、日本人エンジニアは開発ではなくディレクションを生業にしよう!という方針なんです。

年収上げたい労働環境改善したいSE向け転職エージェント

年収が低い、年収低すぎて生活できない、これだけ難しい仕事をこなしているのに…

そんなSEの悩みを解決するための転職エージェントをランキング形式でご紹介します。

転職エージェントは複数利用が基本ですが、その中でも候補は絞っておきたいところ。上手に活用して転職失敗、ジョブのミスマッチ防止につなげましょう。

1位 レバテックキャリア


求人数は非公開求人を合わせると16,000件以上、対応地域は全国。エージェントの評判が良く、利用者満足度も高い。

レバレジーズ株式会社が運営するIT・Web業界専門の転職エージェント『レバテックキャリア』。

『レバテックキャリア』はIT業界に特化した転職エージェントです。

首都圏や関西、福岡のIT関連の求人に強く、左記のエリアで転職を検討されている方は高い確率で年収アップや待遇の改善が期待できます。

派遣や多重下請けのSIerで低賃金・残業や休日出勤に嫌気が差しているエンジニアは豊富な求人の中から自社開発や一次請け企業を探してみましょう。

数多くの企業と信頼関係を築いており企業ごとに対策をしてくれるため面接などの選考も通過しやすいと評判です。

2位 マイナビエージェントIT

求人数は非公開を合わせて12,000件以上、対応地域は全国。テレビCMでも見かけることがあるほど信頼性のある会社、マイナビが運営するIT特価の転職エージェント『マイナビエージェントIT』。

エージェント、満足度ともに、最大手の転職サイトに相応な高い評価となっています。

テレビCMでもおなじみの『マイナビ』です。マイナビがIT業界専門に展開しているのが『マイナビエージェントIT』になります。

マイナビは最大手とも言える転職サイトですが、非公開求人が80%を占めています。

非公開にする理由は応募殺到を抑制するためなのですが、その分だけ、個人に適した企業、あなたにマッチしたを探してくれるということです。

特筆すべき点はweb系、社内SEの転職支援に力を入れているところです。どちらもIT業界特有の派遣や多重下請けがないことが多く、年収や労働環境の改善が期待できます。

失敗しない転職をするならばマイナビがおすすめ。

3位 ワークポート

規模の大きいIT特化の転職エージェントの1つ、『ワークポート』です。

最大手の転職エージェントと比較すると目立たない印象はありますが、IT特化型の転職エージェントとしてはメジャーどころに数えられます。

IT業界内の転職でも組み込みからアプリ、アプリから組み込みへの転職はむずかしいこともありますが、未経験の転職に強みがあるのが特徴です。

IT業界内での転職でも、選択肢に幅を持たせるのに向いているといえるでしょう。

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