IT業界はITゼネコンとか呼ばれることもあり、一次請け二次請け…というように仕事がどんどん細分化され下流に流れていく仕組みのものが多いです。

そういったITゼネコンが多いのが、SIerと呼ばれる会社。システム・インテグレーション(System Integration)をを行う企業のことです。

請負の請負…というような仕事が多く、予算が少なかったり納期が短かったり、いろいろ問題を抱えるのがSIerの特徴です。問題は多いけどIT企業のほとんどがこのSIerです。わたしの友人も多くの人がSIerで働いています。

SIerを辞めたい!という人も多いと思います。今回はSIerから抜け出し社内SEになった人の話です。

SIerの抱える問題点

予算が少ない

ソフトウェア開発の仕事はどこかの企業が開発依頼をします。それを大手のSIerが請け負い、大手SIerが中小SIerに仕事をばらして発注したりします。

最悪の場合、作業をばらさずに大手SIerが中小SIerに丸投げすることもあります。

1つの仕事が大手、中小企業というように、会社を経由するたびに中間マージンが搾取されてしまいます。

発注元から直接仕事を請け負い、作業をしていれば、100%のお金がもらえたのに、孫請・ひ孫請の企業だと予算がとても少なくなってしまいます。

たくさんがんばっても儲からない仕組みです。ゆえに社員の給料も低い、年収も低い。

プロジェクトを遂行するお金がない

納期が短い

仕事がいろんなところを経由しますので、一番末端の企業に仕事が降りてくる頃には納期がすでに迫ってきている場合もあります。

納期が短くても、予算が少ないから人や時間というリソースを増やすことができません。

…だったらそんな仕事は請け負わなければいいじゃん、って思うこともありますよね。

わたしは現在プロジェクトリーダーとかもやったりするからわかるのですが、お客さんのお仕事というのはたとえ赤字になるとわかっていてもやらなければならない時があるんです。

仕事を引き取って赤字になったとしても、それによってお客さんとの関係が続く、維持することができるならやることもあります。

一時的な赤字と、重要顧客との関係を維持して将来的にもらうであろう仕事。この2つを天秤にかけたとき、後者のほうが重いというわけです。

その赤字の責任って誰がかぶるの?というと…個人が責任を負う。正しくは、個人の評価が下げられる

SIerを抜け出し社内SEへ

赤字でも請け負わなければならない時がある

上述したように、わたしの友人は大手SIerから降りてきた仕事を無理な予算、短い納期で請け負うことになりました。

理由は、大赤字になるとわかっていても、上流の企業との関係を維持するためには必要だったためです。

彼が勤める会社はさいわいにもブラック企業ではなく、残業をしたら残業した分だけお金はもらえていました。

ですが、当然プロジェクトはどんどん赤字になっていきます。会社の中でも完全なお荷物プロジェクトとなっていました。

ちなみに、IT企業はブラックが多いといいますが、わたしの体感ではそんなことはありません。今どきサービス残業をさせるIT企業なんてほとんどないと思っています。

SEは人件費しかコストがかからないので、他の職種と比較して原価率が非常に良いです。本当はブラックになりえない、なりづらいはずなんです。

赤字プロジェクトは悲惨

赤字を出したプロジェクトはメンバーみんな評価が下がる→給料ダウン…

プロジェクトが終わってみると、納期には間に合ったけど完全に赤字。この赤字は誰の責任かというとプロジェクトリーダーの責任です。

そのプロジェクトのリーダーはわたしの友人の先輩だったそうなのですが、会社内での評価が下げられ降格・減給。

それに嫌気が差して友人の先輩は転職したそうです。

わたしの友人はその先輩のことを慕っていました。尊敬している先輩が辞めたから転職を決意した、ということです。

SIerに嫌気が指して社内SEに転職

わたしの友人が転職した先は、縁結び・婚活系の企業で、職種は社内SEでした。やはりSIerの構造に嫌気が差したと言った感じでしたね。

社内SEになってから、どんな仕事をしているのかということを何度か聞いたことがあります。わたしがおどろいたのは、

  • 社内SEはプログラミングができない
  • プログラミングができなくてもいい

ということ。SE、システムエンジニアという名前がついている職業なのにプログラミングができない!?プログラミングができるだけで神なんだそうです。

これは企業にもよるのでしょうけれども、社内SEの仕事はソフトウェア開発ではなく、システムの運用・管理なんですよね。縁結び・婚活系の企業ですので、マッチング系のwebサービスもあります。そういった自社のサービスは外部の企業に発注するのだそうです。

彼は今、SIerに仕事を発注する側に回ったということです。

システム開発を発注する人

社内SEのウソ?高給取りでも楽でもない模様

仕事内容はソフトウェア開発をしなくなり、複雑な技術の習得をする機会もほとんどなくなったそうです。

ただし、社内SEはソフトウェア開発を依頼して、要求をミスったり受け入れテストでバグが漏れたりすると、その責任が自分に来るということでストレスは感じているようです。

転職系のサイトを見ていると、『社内SEは高年収で楽』みたいなイメージが植え付けられますが、実際にはそんなことはないようです。少なくとも、わたしの周りにも何人か社内SEに転職した人はいますが、誰一人として高年収で楽と言っている人はいないです。

ただ、仕事によって人生が充実している、といった雰囲気はすごくよく伝わります。

本当に人を幸せにする仕事

わたしの友人は社内SEという仕事ですが、やっていることはソフトウェアとかではなく、『縁結び』の仕事をしています。

結婚式に参加すれば式場の料理の写真を撮ったりレビューを書いたりしています。

自社のサービスを利用して結婚をした、できた方から感謝の言葉をいただくそうです。

結婚ってほとんどの場合、人生の中で絶頂の瞬間ですよね。そんな人生の絶頂にいる人たちからもらえる感謝の言葉って最高の報酬ではないでしょうか。

SEの転職は基本的にIT業界内ですべきですが、社内SEへの転職というのは業界にこだわらなくても良い場合があるようです。病院の社内SEになった人もいました。(…女性の多い職場とかうらやましい)

記事のタイトルの通りですが、わたしの友人は転職をすることで、本当の意味で人を幸せにする仕事ができるようになりました。

まとめ

  • SIerはITゼネコンと呼ばれる
  • 仕事が請負の請負…というような構造
  • 上流から下流、末端に仕事が流れてくる
  • 自分のところに仕事が到着する頃には予算がない、短納期
  • 最悪の場合、お客さんとの関係を保つために赤字でも請け負わなければならない
  • 当然赤字になるが、個人の評価が下げられることもある
  • SIerは悪ではない。IT業界においてSIerに勤めるのはごく普通のこと。
  • どうしてもイヤなら社内SE、テストエンジニア、自社製品・サービスのある会社に転職すべき

日本のIT企業はいろいろと闇が深いです。一次請けで仕事をこなしてしまえばどれだけ効率が良いことか、と思います。

まぁ一次請けで仕事をこなしている企業、というのが派遣社員をたくさんつかっている企業なのかもしれませんが。

ちゃんとした正社員で、社内SE、テストエンジニア、自社製品・自社サービスを持っている会社に転職する、これが最強だと思います。

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1位 レバテックキャリア


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レバレジーズ株式会社が運営するIT・Web業界専門の転職エージェント『レバテックキャリア』。

『レバテックキャリア』はIT業界に特化した転職エージェントです。

首都圏や関西、福岡のIT関連の求人に強く、左記のエリアで転職を検討されている方は高い確率で年収アップや待遇の改善が期待できます。

派遣や多重下請けのSIerで低賃金・残業や休日出勤に嫌気が差しているエンジニアは豊富な求人の中から自社開発や一次請け企業を探してみましょう。

数多くの企業と信頼関係を築いており企業ごとに対策をしてくれるため面接などの選考も通過しやすいと評判です。

2位 マイナビエージェントIT

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エージェント、満足度ともに、最大手の転職サイトに相応な高い評価となっています。

テレビCMでもおなじみの『マイナビ』です。マイナビがIT業界専門に展開しているのが『マイナビエージェントIT』になります。

マイナビは最大手とも言える転職サイトですが、非公開求人が80%を占めています。

非公開にする理由は応募殺到を抑制するためなのですが、その分だけ、個人に適した企業、あなたにマッチしたを探してくれるということです。

特筆すべき点はweb系、社内SEの転職支援に力を入れているところです。どちらもIT業界特有の派遣や多重下請けがないことが多く、年収や労働環境の改善が期待できます。

失敗しない転職をするならばマイナビがおすすめ。

3位 ワークポート

規模の大きいIT特化の転職エージェントの1つ、『ワークポート』です。

最大手の転職エージェントと比較すると目立たない印象はありますが、IT特化型の転職エージェントとしてはメジャーどころに数えられます。

IT業界内の転職でも組み込みからアプリ、アプリから組み込みへの転職はむずかしいこともありますが、未経験の転職に強みがあるのが特徴です。

IT業界内での転職でも、選択肢に幅を持たせるのに向いているといえるでしょう。

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