• システムエンジニアなんだけど年収が低い。
  • IT業界の仕事が合わない。
  • 他にやりたいことがある。

さまざまな理由で、少なくとも一生に一度は転職というものを考えると思います。いや、ヘタすると毎日『仕事やめてぇ~!転職してぇ~!』と思っているのではないでしょうか?いや、むしろきっとそう思っているはずです!

わたしも同じIT業界の人間ですからね。IT業界特有のバグや納期のプレッシャー…気持ちはよ~くわかります。

そんな重圧に耐えながらも、わたしは低年収な派遣SEとして約10年近く働いてきました。結婚し、子供ができ、家を買い…生活スタイルは目まぐるしく変わるのに年収が変わらない…むしろ下がる。

世の中には転職したくても今ひとつ勇気が足りないという人もいるでしょう。なので、今回はわたしが転職を決意した理由を書きます。

転職を決意した理由

最初に結論を描きますと、転職理由の『年収が低いから』なのですが、年収が低いと何が困るのか?ということを具体的に書いていきます。

1.生活できない

まず年収が低いことで一番問題になるのが生活です。転職前のわたしの年収は400万円程度しかありませんでした。

この年収は一般的に見れば特別低いほうではないのですが、IT業界で見ればどちらかというと低いほうです。さらに言うと、30歳の所帯持ちで見れば年収は低いほうです。

毎月、手取りの収入は20万円ちょっとぐらいしかないのですが、住宅だけでも10万円近く持っていかれますし、食費で4万円、妻のお小遣いで3万円、幼稚園で2万円…と、このように、手元に残るお金はほとんどなかったんです。

もちろん無計画に子供を作ったり家を買ったわけではなく、転職前の会社でも残業代が出れば満足に生活はできていたと思います。カツカツですけど。

会社の経営不振により残業代が満足に出なかったり、ボーナスが出なかったり。こういったことが続いてしまいわたしの生活は破綻寸前だったのです。

2.欲しいものが買えない

これはかなり私情ではありますが、年収が低いので欲しいものを買うことができませんでした。趣味に使うお金が全くなかったんです。

わたしはスポーツを趣味にしていますが、全くお金が使えなくなりました。

趣味が全くできないとなると、わたしの人生はただ仕事をするためだけに存在するロボットのようでした。

毎日休まず夜遅くまで働き、家族がギリギリ生活できないくらいのお金を持って帰る。それだけの人生です。

お金をたくさん使いたい!とは言いませんが、せめて少しぐらい趣味をたしなむぐらいのゆとりある収入が欲しかったんです。

3.会社の将来が不安

わたしの会社は残業代・ボーナスカットをするぐらいでしたので、会社は不安定でした。

というより、おそらくですがIT業界における派遣会社はこの先きっと不安定さが加速するでしょう。

たくさんの企業に派遣されてわかったことですが、企業は日本人の派遣社員を使うよりは海外の安い人材を使おうという傾向が強く見られました。

  • モジュールをまるごと海外エンジニアに外注する。
  • 海外エンジニアを日本で雇い、ブリッジエンジニア(橋渡し役)にする。

もう日本の派遣SEを使う理由がなくなってきているんです。

わたしがいた会社は経営不振でしたが、これは特別なことではないのだと思います。今、あなたが客先常駐の派遣SEをやっているなら前向きに転職は考えておいたほうが良いでしょう。

しょせん、人売りの中間マージン搾取ビジネスに将来性は皆無ってことです。

4.単純に低年収ということが恥ずかしい

30歳で所帯持ちSEで年収が400万円。この年収はわたし以外の人では聞いたことがありませんでした。

飲み会の席とかでお酒が入り、普段だったら話せないようなお金の話をすることもあると思います。

そんなときにわたしの年収を答えるのですが、いつも恥ずかしかったです。

答えをはぐらかしたり、会話の内容を逸してみたり。もうそういう行動をするだけでも低年収っていうことがバレバレなんですよね。

友達に気を遣わせてしまったり、年収が低いということが単純に悪である、と思うようになりました。

5.周りも1度は転職している

わたしの周りの人を見る限りでは、だいたいみんな1度は転職をしています。それだけ転職というのはあることであり、最初に選ぶ企業はだいたいミスしている、ということなのでしょう。

しかし、転職にはリスクがつきものです。どれだけ周りで、

  • 年収上がった!
  • 好きな仕事ができて人生変わった!
  • 君もどう!?

とか言われても、なかなか怖くてできないんですよ。その結果、わたしは低年収派遣SEを10年も続けてしまいました…。逆に言うと、転職を決断するまでに10年という時間がわたしには必要だったのです。

結局、わたしの中で、『転職のリスク < 転職のメリット』となっただけの話なんです。どこまでいっても転職のリスクはゼロにはなりません

6.転職できる年齢の限界が近かった

わたしは30歳付近で転職をすることになりました。この年齢で転職活動をしていて、非常に強く感じたことがあるのですが…。

  • システムエンジニアの転職できる年齢の限界は30歳~35歳。
  • 企業は正社員をリーダー・マネージャにしたい。
  • 30歳~35歳以上だと、キャリアプランを描くことができない。

よくSE30歳定年説、35歳定年説というのがありますが、実際にはそんなことはありません。50歳でもSEやっている人がうんざりするほどいます。

むしろ問題なのは30歳~35歳を超えてくると転職の選択肢が大幅に少なくなるということです。その理由は、会社があなたを雇ったとしても、リーダー・マネージャ、そして会社の幹部にするための時間がもう残されていないからなんです。

会社は開発職は安い人件費で使える派遣SEや海外SEを使えばいいんです。会社に必要なのは開発者ではなく、会社を動かせる人間なんです。

とはいえ、正社員が100%みんなそうなるわけではなく、マネージャや幹部になれない人は開発者だったり、リーダー止まりということもあります。

自分がリーダー・マネージャ・幹部になるつもりはなかったとしても、ちゃんとした会社の正社員にはなっておくべきです。わたしの場合、低年収派遣SEのままだったら、確実に一生低年収のままでした。

なので、SEが転職できる年齢は30歳~35歳までです。それ以上は選択肢が大幅に減ると思っておいてください。

できることなら20代後半が良いでしょう。転職後、『やっぱりここじゃないな…』ということもあるかもしれませんので、そのためのリスク回避措置です。

まとめ

  • 転職理由は年収が低いから。
  • 年収が低いことの根本的原因は、生活ができないから。
  • 欲しいものも買えない。
  • 会社の将来も不安。
  • 低年収ということが恥ずかしい。
  • 周りが一度は転職している。
  • 転職できる年齢も限界に近かった。

転職リスクもあって非常に迷うことではあるのですが、あまり時間かけすぎてもいけないです。

上述したように転職できる年齢には限界があると思っておいたほうが良いでしょう。年収を上げるための転職であれば30歳~35歳、ここらへんが限界と思っておいてください。

わたしが以前勤めていた派遣会社では、40歳~50歳の人が転職でよく流れてきましたが、けっこう悲惨なものでした。雇用する前に派遣先があるかどうか、いろんな企業に面接に周り、派遣先が見つかれば採用・雇用するというもの。

こんなの派遣会社側のあとだしジャンケンなんてインチキじゃないですか!リーダー・マネージャ・幹部にはなりたくない気持ちもわかるのですが、最低限目指すフリはしておきましょう。

おすすめの記事