転職系のwebサイトでは、

  • 転職したら年収が上がる!
  • SEは転職を繰り返して年収を上げる!

というような内容のものを見かけることがあります。

わたし自身転職を経験して思ったことですが、かならずしも年収が上がるわけではない、ということを感じました。

今回は、わたしの身近な友人のSEで実際に年収が下がったという体験談について書きたいと思います。

SEが転職で年収が下がる人

SEは転職したら年収が上がると言われる理由は?

SEはたびたび転職を繰り返すことで年収が上がる、などと言われることがあります。

いったいなぜそのように言われるのでしょうか?

その理由としましては、現代は多くの企業で社員の年収を上げない施策を取っています

企業側としても、将来成長してくれるかどうかもわからないような人材に年収をアップさせるだけのことができません

年功序列から成果を重視する給料体系になってきています。ざんねんながら成果を出せなければ給料は上がらないです。おまけに成果という評価はあいまいです。

良い結果を出してもアピールがヘタなら給料上がらないし、たいした結果出して無くてもアピールが上手なら給料が上がります。

要は、良い結果を出そうが、給料が上がるかどうかは会社の気分次第で変えられるというわけです。

ですが、転職による中途採用の場合は成果による評価で年収が決まるわけではないです。

  • 所有スキル
  • 職務経歴
  • 実務経験

こういったことが重視されます。これらは…いくらでも『盛る』ことはできますからね…!おすすめはしませんが。

わたしの場合は客先常駐の派遣SEで、大手企業での実務経験があるというところを買われて年収600万円を提示していただけました。

給料を上げるには良い結果を出すか、転職して給料体系を変えるか、どっちかであるとわたしは考えています。成果というあいまいなものよりは転職のほうが給料を上げやすいし、繰り返すことで給料が上がる!…可能性はあると思っています。

転職で年収アップ

SEが転職して年収が下がった実例

ただし、転職にはリスクがつきものです。不思議なことにネット上の話だけだと良いことばかりに聞こえてくるのですが、身近な友人の話を聞くと苦労話も多かったです。

まれにですが、

  • 給料が下がってしまった…。
  • 転職したら普通は年収下がるよ…。

という人もいました。

IT業界から別業界への転職

わたしの友人の話ですが、IT業界から別業界へ転職した人がいました。こういった場合はほとんどの場合で年収が下がるようです。

新卒でIT関連の企業に入社。しかし、少し働いてみてその企業が客先常駐の派遣をメインとする企業であるということに気づきました。

彼は結婚も考えていて相手のご両親に挨拶に行った時に、

  • 派遣社員はやめろ
  • 派遣社員やめたら娘をやる

と言われたそうです。まぁ実際には派遣社員ではなく派遣SE、正社員ではあるんですけどね。

ヘタすれば結婚は破綻です。焦ってしまったのか、また間違えてIT派遣の企業に入ってしまうのをおそれたのか、IT業界から足を洗いました。

結果、派遣SEはやめられたけど大幅に年収ダウンとなりました。工場勤務なわけですが、特に夜勤とかないので低年収です。

システムエンジニアは社会全体で見れば高度なスキルを必要とする職業なため、市場価値は高く、どちらかというと年収は高いほうです。

別業界に転職しようかな?

IT業界をやめて、別業界の未経験として転職すれば、年収は下がって当然なんですよね。

大手企業から中小企業へ転職

大手企業はもともと年収が高いです。年収が高いところから転職をすれば、年収は下がって当然です。

わたしも大手企業に派遣SEとして働いていたことがありますが、大手企業の一般職で当時のわたしの年収(400万円程度)と比べて200万くらい違っていました

つまり年収600万円。もちろん同じ歳の人と比べて、です。中小企業で年収600万円をもらうには少なくともリーダーか、リーダーに片足ひっかけてるぐらいのレベルでしょう。

大手企業のリーダーになれば年収700万円~800万円はもらっていると思います。マネージャは…もしかすると1,000万近く行くかもしれませんね。(さすがにわたしレベルの人間の身近に大手企業のマネージャがいなくわかりません。)

中小企業の一般的な開発職の年収は500万円~550万円前後がいいところです。

中小企業は大手企業で働いた経験のある人を欲しがるようで、中小企業にとって良い年収を提示してくれるようですが、やはり大手企業の給料体系は非常に良いので、年収は下がるようです。

大手企業は労働組合もあったりして、毎年春闘で給料が5,000円~10,000円アップしてますからね…。成果を出さなくても給料アップですからね、うらやましすぎます。(ただし、どこの企業でもそれだけアップするとは限りませんのでご注意を。)

派遣SEを転々とする

SEは転職を繰り返すことで年収を上げる!というのを完全否定する内容です。

わたしの友人で何度も転職を繰り返し、派遣のIT企業を転々とする人がいました。

彼はいかにも『俺はIT業界に精通している!』という、イキったタイプの人でした。ゆえに、『IT業界では転職を繰り返すことで年収を上げるんだぜ!』と自信満々にいつも語っていました。

ですが、実際に転職を繰り返して年収が上がったことはほとんどなく、企業を転々としているという職務経歴が徐々に足をひっぱるようになってしまいます。

30歳を目前にして、そろそろ落ち着こうと正社員で雇ってくれるIT企業を探していたのですが、どこも相手にしてもらえなかったんです。今もずっと派遣SEを続けています。ちなみに、正社員としての派遣SEではなく、本当に派遣社員です。

その彼はプライドが高く、派遣SEに誇りを持つようにしているようです。

  • 派遣SEのほうが年収が高い!
  • 派遣のほうが自由に働ける!

なんだか必死にメリットを探しているようにも見えます。

派遣のほうが年収が高い!という場合、実は本当にあります。ただしそれには裏があって、派遣社員なので年金や税金、社会保険などはすべて自分でやらなきゃならないです。個人事業みたいなものですね。入った給料から大きく経費が引かれていきます。

『派遣は時給3,000円以下じゃ働けねぇ!』などと、ちょっと意識高い系のセリフを吐いていたりしますが、正社員の場合は時給というか時間あたりの単価は5,000円~6,000円ぐらいの相場が多いです。つまり、派遣社員はどうひっくり返っても単価が安い!ゆえに低年収!なわけです。

転職回数は2~3回まで。転職できる限界の年齢は30~35歳。これだけは覚えておいてください。

転職しすぎて行き先無くなって泣くエンジニア

よほどトリッキーな転職をしない限り年収は上げられると思われ

システムエンジニアは転職したら年収が上がる、転職を繰り返して年収が上がると言われるのは、本当でもありウソでもあります。

転職にはどうしたって年収が下がるかもしれない、というリスクがつきまといます。

ですが、IT業界から足を洗うとか、よほどイレギュラーな転職をしない限り年収ダウンはありえないとわたしは思っています。悪くても年収変わらず、といったところでしょう。

…でもまぁ、IT業界から足を洗いたい、という人もいるでしょうし、その気持もわかります。

  • 納期に追われる
  • 納期近いのにバグが…
  • 出荷後にバグが…!?

こういうの、心臓止まりそうになりますよね。わたしも何度IT業界をやめたいと思ったことか。

ただ、こういうのは慣れ・経験です。誰もが通る道であり、ほとんどの人が乗り越えていきます。うまくやれないのは作業に対して理解と経験が不足しているだけで、いずれ時間が解決してくれます。

なので、わたしは転職するならIT業界からIT業界が良くて、くれぐれも派遣タイプのSEはやめておけ!と言っておきます。

別業界で未経験として採用とか…30歳近いのに年収が300万円台。そんな未来がきっと待っています。

まとめ

  • SEは転職で年収が上がる!転職を繰り返すことで年収が上がる!というのは本当でありウソでもある。
  • IT業界から足を洗って別業界にいくと未経験採用で年収が1からやり直し。
  • 大手企業から中小企業への転職は年収が高いところから低いところへの転職を意味する。
  • 派遣SEは単価が安いのでどうしても年収が低くなる。

転職してうまくいった人は良いことばかりを言いますし、人にすすめてきます。

ですが、転職する側としては不安がつきまとうんですよね。

わたしの場合は妻もいるし子供も二人います。最悪、今より年収が下がったら…転職先でうまくやれず、職を転々とすることになったら…。そう考えると、低年収だけど現状維持のほうが良いのではないか?とすら思えてしまうんです。

ですが、行動しなければ間違いなく何も変わらないし、何も変わらないということは将来、確実に子供は大学に通えないということだけはわかっていました。

ならば、現状を捨ててでも転職したほうが良い、と判断し、転職を決意しました。

あなたも転職で迷っているならば、考えられるリスクと将来のリスクを天秤にかけてみて、どちらが重たいか考えてみてください。

年収上げたい労働環境改善したいSE向け転職エージェント

年収が低い、年収低すぎて生活できない、これだけ難しい仕事をこなしているのに…

そんなSEの悩みを解決するための転職エージェントをランキング形式でご紹介します。

転職エージェントは複数利用が基本ですが、その中でも候補は絞っておきたいところ。上手に活用して転職失敗、ジョブのミスマッチ防止につなげましょう。

1位 レバテックキャリア


求人数は非公開求人を合わせると16,000件以上、対応地域は全国。エージェントの評判が良く、利用者満足度も高い。

レバレジーズ株式会社が運営するIT・Web業界専門の転職エージェント『レバテックキャリア』。

『レバテックキャリア』はIT業界に特化した転職エージェントです。

首都圏や関西、福岡のIT関連の求人に強く、左記のエリアで転職を検討されている方は高い確率で年収アップや待遇の改善が期待できます。

派遣や多重下請けのSIerで低賃金・残業や休日出勤に嫌気が差しているエンジニアは豊富な求人の中から自社開発や一次請け企業を探してみましょう。

数多くの企業と信頼関係を築いており企業ごとに対策をしてくれるため面接などの選考も通過しやすいと評判です。

2位 マイナビエージェントIT

求人数は非公開を合わせて12,000件以上、対応地域は全国。テレビCMでも見かけることがあるほど信頼性のある会社、マイナビが運営するIT特価の転職エージェント『マイナビエージェントIT』。

エージェント、満足度ともに、最大手の転職サイトに相応な高い評価となっています。

テレビCMでもおなじみの『マイナビ』です。マイナビがIT業界専門に展開しているのが『マイナビエージェントIT』になります。

マイナビは最大手とも言える転職サイトですが、非公開求人が80%を占めています。

非公開にする理由は応募殺到を抑制するためなのですが、その分だけ、個人に適した企業、あなたにマッチしたを探してくれるということです。

特筆すべき点はweb系、社内SEの転職支援に力を入れているところです。どちらもIT業界特有の派遣や多重下請けがないことが多く、年収や労働環境の改善が期待できます。

失敗しない転職をするならばマイナビがおすすめ。

3位 ワークポート

規模の大きいIT特化の転職エージェントの1つ、『ワークポート』です。

最大手の転職エージェントと比較すると目立たない印象はありますが、IT特化型の転職エージェントとしてはメジャーどころに数えられます。

IT業界内の転職でも組み込みからアプリ、アプリから組み込みへの転職はむずかしいこともありますが、未経験の転職に強みがあるのが特徴です。

IT業界内での転職でも、選択肢に幅を持たせるのに向いているといえるでしょう。

おすすめの記事