IT業界のSEには、SEと一言で言っても色んな種類のSEがいます。

その中でも人気があるのが社内SEです。わたしも社内SEにはけっこう憧れています。

社内SEが人気の理由には下記のものがあるでしょう。

  • 納期がなさそう
  • 相手にするのが社内の人なので気楽そう
  • バグを埋め込むリスクがない

トータルで見て『楽そう』、これですよね。

わたしの周りの友人でも何人かが社内SEになりました。今回は社内SEになっても大幅には年収は上がらないというお話です。

社内SEに転職したら年収上がる?

年収は上がるには上がるが条件付き

最初に結論を書きますが、社内SEに転職することで年収は上がる!…ただし条件付きです。

社内SEに転職することで年収が上がる人は、

  • そもそも勤めている会社の年収が低い

という人に限られると思います。要は社内SEは高年収ではない、ということです。

社内SEに転職したわたしの友人は、新卒で入社した会社が実は派遣だった!というような、就職失敗からの転職でした。ゆえに、もともと年収が低かったんです。

ゆえに、転職をすればだいたい年収は上がる、ということになります。

  • 20代前半の社内SEで年収400万円
  • 20代後半の社内SEで年収450万円
  • 30代前半の社内SEで年収500万円

ざっくりと上記のイメージです。これが高いか低いかでいうと、『普通のSEの年収』でしょう。残業しまくりの開発職と比べると少ないぐらいです。

ただし、社内SEは残業があまりない、20時間程度で上記の年収なので待遇は良い…ほどよい感じですね。

社内SEなので定時退社

大幅に上がるイメージはない

社内SEは高年収ではないと思います。

どうも一般的に社内SEは仕事が楽で高年収、というイメージが根強い気がしています。わたしも転職活動をしているとき、実際にそう思っていたほどです。

社内SEに転職したわたしの友人を見ていて思うのですが、社内SEで年収が大幅に上がった人は見たことがありません。

社内SEで年収が上がった、高年収!という人は、おそらくですが社内SEの中でもリーダーやマネージャになった人なのではないかと思います。

広告は…誇大広告気味?

転職系のwebサイトや広告だと、

  • 社内SEに転職
  • 年収700万円
  • 残業ゼロ

みたいなものを見かけることがあります。完全にウソとは言いませんが、そういうものは本当にごく稀でしょう。期待しないほうがいいと思います。

現実は、

  • 社内SEに転職
  • 年収450万円~500万円
  • 残業ほどほど

これが現実でしょう。もし年収目当ての転職であれば、社内SEはおすすめしません。なぜなら残業で稼げないから。

逆に、あまり残業したくない!という人は社内SEは良いでしょうね。

うそ!社内SEなのに年収低すぎ!

社内SEが高年収とならない理由

社内SEは年収が特別高いわけではない、ということは理解していただけたかと思います。これは実際にわたしの友人を見て思ったことですので、特別はずれているわけではないと思います。

では、社内SEはなぜ特別年収が高くないのか?

仕事はシステム管理・運用

社内SEの位置付けは開発職ではありません。生産する側の人材ではなく、会社を運営していく側の人材です。

仕事内容はシステム管理や運用になります。たとえばDirectoryサービスの運用とかですね。Active DirectoryやLDAPなどです。WindowsサーバやLinux、Unitサーバの知識なんかもあったりすると良いかもしれません。

そういった既成品を使ってサービスを自社の社員に提供し、作業効率を上げるお仕事、というイメージです。

また、自社にないサービスや、外部に公開するサービスなんかを外注に開発依頼をする仕事もするとか。できあがったものを運用するのだそうです。

つまり、社内SEには生産性がないんです。ここが重要なポイント

一般的なSEは開発をします。モノを作る=生産性があるということです。生産しなければ売れるものがないわけですから、外部からお金を得ることができません。

社内SEは会社の利益に直接貢献することがないゆえに、年収は高くない、ということになります。

社内SEはSEというより事務寄り

社内SEはSEという名前があってもプログラミングが全くできない、ということも珍しくないようです。

そう、社内SEは開発をしないんです。開発をする必要があった場合には外注に依頼したりします。

ゆえに、『社内SEはプログラミングができるだけで神!』ということもあるのだとか。逆に、どや顔したいSEは社内SEになるのも良いと思います。わたしもプログラミングができない人の中に混じって神扱いされたい…!

わたしは派遣SEとしていろいろな企業を転々としてきましたが、社内SEにだけはなったことがありません。

というのも、社内SEというのは開発職ではなく、どちらかといえば事務職なんですよね。

ちょっと失礼な言い方ではあるのですが、事務職というと比較的誰にでもできる仕事であり、年収があまり高くはない傾向にあります。

社内SEは事務寄り

社内SEでも大幅に年収が上がる可能性は?

大手の転職サイトで社内SEで年収700万円、という広告がある以上、きっとそういう求人はあるのでしょう。

そんなエグゼクティブな転職?の場合、期待される仕事内容というのは、

  • システム管理・運用にとどまらない
  • ITコンサル的な仕事内容があるのでは?
  • さらにそのうえ、ITストラテジ、アナリスト的な仕事もあるのでは?

年収700万円というのは、一般的な開発職のSEであれば、プロジェクトリーダー~プロジェクトマネージャぐらいでしょう。大手企業に勤めていても、一般的なSEで年収700万円に到達するのは簡単ではないと思います。

生産性がない社内SE、会社に売上に直接貢献するわけでもないのに高年収がもらえる可能性があるとすれば、ITコンサルやストラテジ・アナリスト的なポジションにでもいない限りむずかしいと思います。こういったところも含めて『社内SE』なのではないでしょうか。

社内SEと一言でいっても、仕事内容は会社しだいですからね。ITストラテジやアナリストなんかはIPAの情報処理国家試験の中でも最難関中の最難関です。それだったら年収700万円もうなずけます。むしろ低いかも。

まとめ

  • 社内SEに転職しても大幅な年収アップは期待しないほうがいい
  • 年収が上がる人は、そもそも年収が低い人に限る
  • 社内SEは基本的に生産性のある仕事ではない
  • 会社の売上に直接貢献しているわけではないので高年収とはなりえない
  • 高年収の社内SEはシステム管理・運用にとどまらないのでは?
  • ITコンサル・ストラテジ・アナリスト、このあたりまでやっている社内SEならば高年収はありえそう

社内SEってあこがれますよね。わたしも一度はやってみたい、というか永久就職したいと思うことがよくあります。

わたしのような開発のSEからすると、社内で仕事が完結する社内SEはストレスも少なそうなイメージもありますが…。

わたしの友人の話を聞くと、やっぱり社内SEも大変なことはあるようです。

  • 外注に開発依頼したシステムに要求ミスがあればすべて自分の責任になる。
  • 基本的に社内SEは1人、または少数。責任が重くなる。
  • 動かない物納品してきて『要求仕様通りですが?』ということが起こったりする。

わたしの感覚では、社内SEは開発SEよりは一回りくらいストレスが少ない、程度だと思っています。ストレスがないわけではない。

ストレスありきでガツガツ開発で稼ぐか、ある程度ストレスを軽減させてまったり社内SEで稼ぐか、どちらが正しいということはなく、あなたのライフスタイルしだいでしょう。

年収上げたい労働環境改善したいSE向け転職エージェント

年収が低い、年収低すぎて生活できない、これだけ難しい仕事をこなしているのに…

そんなSEの悩みを解決するための転職エージェントをランキング形式でご紹介します。

転職エージェントは複数利用が基本ですが、その中でも候補は絞っておきたいところ。上手に活用して転職失敗、ジョブのミスマッチ防止につなげましょう。

1位 レバテックキャリア


求人数は非公開求人を合わせると16,000件以上、対応地域は全国。エージェントの評判が良く、利用者満足度も高い。

レバレジーズ株式会社が運営するIT・Web業界専門の転職エージェント『レバテックキャリア』。

『レバテックキャリア』はIT業界に特化した転職エージェントです。

首都圏や関西、福岡のIT関連の求人に強く、左記のエリアで転職を検討されている方は高い確率で年収アップや待遇の改善が期待できます。

派遣や多重下請けのSIerで低賃金・残業や休日出勤に嫌気が差しているエンジニアは豊富な求人の中から自社開発や一次請け企業を探してみましょう。

数多くの企業と信頼関係を築いており企業ごとに対策をしてくれるため面接などの選考も通過しやすいと評判です。

2位 マイナビエージェントIT

求人数は非公開を合わせて12,000件以上、対応地域は全国。テレビCMでも見かけることがあるほど信頼性のある会社、マイナビが運営するIT特価の転職エージェント『マイナビエージェントIT』。

エージェント、満足度ともに、最大手の転職サイトに相応な高い評価となっています。

テレビCMでもおなじみの『マイナビ』です。マイナビがIT業界専門に展開しているのが『マイナビエージェントIT』になります。

マイナビは最大手とも言える転職サイトですが、非公開求人が80%を占めています。

非公開にする理由は応募殺到を抑制するためなのですが、その分だけ、個人に適した企業、あなたにマッチしたを探してくれるということです。

特筆すべき点はweb系、社内SEの転職支援に力を入れているところです。どちらもIT業界特有の派遣や多重下請けがないことが多く、年収や労働環境の改善が期待できます。

失敗しない転職をするならばマイナビがおすすめ。

3位 ワークポート

規模の大きいIT特化の転職エージェントの1つ、『ワークポート』です。

最大手の転職エージェントと比較すると目立たない印象はありますが、IT特化型の転職エージェントとしてはメジャーどころに数えられます。

IT業界内の転職でも組み込みからアプリ、アプリから組み込みへの転職はむずかしいこともありますが、未経験の転職に強みがあるのが特徴です。

IT業界内での転職でも、選択肢に幅を持たせるのに向いているといえるでしょう。

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